Mt.GOXが民事再生する本当の理由
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    世間を賑わしているビットコインですが、Mt.GOXの民事再生で有名になってしまいました。

    で、「ビットコインが終わった」とか、「ビットコインが消えた」とか、「ビットコインは使えない」とか言ってる人たちがいます。

    今さら、説明はしませんが、ビットコインがどうこうではなく、Mt.GOXというビットコインの取引所が民事再生になったということであって、本質は違います。

    しかも、ビットコイン80万枚が失われ、その額400億円が消えたといったセンセーショナルなタイトルが踊るのですが、これまたミスリードするタイトルです。

    そもそも、ビットコインの交換レートは、どんどん変化していくので、いつの時点で計算するかで価格が変わります。

    さらに、ビットコインが実際に取引されたときのレートはどうだったのかは、今となっては分かりません。

    ビットコインは、現状の法律では、通貨とも、資産とも認められていないので、Mt.GOXのビットコインが消えたところで、法律的には、単にデジタルデータが消えただけの話です。

    いわば、レンタルサーバで、ホームページのファイルが消えたのと違いはあまりありません。

    (って、書くと、Mt.GOXにビットコインを預けていた人は、激怒するかもしれませんが、法律上は、そういう解釈です)

    となると、後は、レンタルサーバと同じで、Mt.GOXの利用規約にどのように書かれていたのかによります。

    ユーザから預かったビットコインを補償するとしていたのか、それとも、万が一、失われても責任は持たないとしていたのか・・。

    それも、今となってはホームページのデータがすべて消えているので、確認しようがないのですが・・・。


    ここで、ビットコインが消えたのだとすると、法的には資産でもないのですから、負債とは考えにくい状況です。

    負債ではないとすると、いくら民事再生手続きをしようとしても、なかなか難しい状況となります。

    ところが、Mt.GOXの記者会見では、ちょこっとしか出てこないですが、Mt.GOXのページを見ると気になることが・・・
    同月24日,ユーザーからの現実の預り金の総額と,かかる預り金を管理している金融機関への預金残高の総額に多額の齟齬があり,預金残高が大幅に不足していること(金額は調査中であり変動する可能性が高いが最大約28億円程度)が判明しました。

    え? どういうこと??

    ユーザから預かったお金の預金残高が不足してる??

    この預かったお金というのは、取引所で、AさんとBさんが売買成立すると、ビットコインと現金をMt.GOXを介してやりとりします。そのときに、一旦、Mt.GOXに振込むお金のことです。

    これが不足するってことは、はっきりいって、お金の管理がいいかげんになってるという証拠です。

    しかも、2/24になるまで分からなかったということは、日々の集計すらしていないってことですよね(1日でいきなり28億円もの不足がでるとは、考えられません。万が一、ハッキングされて別の口座にお金が異動したとしても、そんな大金を1日で送金できるとは考えにくいですし、銀行側のシステムがアラートを出すはずです)。

    実は、ここが問題の本質です。

    ビットコインがハッキングされて盗まれたとかもありますが、それはどちらかというと副次的なことであって、この現金がどこに行ったのか分からないというのは、大問題です。

    現状の法律でも問題になることであり、経理があいまいなまま会社運営をやっていたということで、民事再生手続きでどのように解明されていくのか、ここがポイントです。

    ビットコインや、その400億円に目を奪われてしまいますが、Mt.GOXの本当のところは、この28億円の現金が帳簿と合っていないというのが問題なのです。

    どこかで使い込んでしまったのかなぁ・・・・




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    | 足立明穂 | ニュース | 10:29 | comments(1) | - | - |