NHKさんのビットコインに対する『なんの実態もないもの』に無謀にも反論してみた
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    NHKの生活情報ブログにニュースウォッチ9で放送したビットコインの特集が掲載されていました。

     http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/700/174659.html 
    広がる仮想通貨"ビットコイン" 

    この最後に書かれているのが、『うぬ?』って思ったのです。


    しかし、この通貨、もともとはなんの実態もないものだということも忘れてはいけないと思います。


    うーん・・・・。NHKさん、通貨とか貨幣とかって、実態があるってことなのでしょうか・・・。

    さて、ちょいとだけ、『お金』の話をしておかねばなりません。

    いま、財布の中に入っている千円札(1万円札でもいいですけどw)は、実態のあるものなのでしょうか?

    日本国内であれば、北海道でも、沖縄でも、東京でも、大阪でも、千円札で、パンや大根、納豆や豆腐と交換してくれます。

    お店でなくても、「大根1本、千円札と交換して!」って言えば、たぶん、一般の家でも大根があれば、交換してくれるでしょう。(って、あまりにも怪しげな態度や服装だと、偽札じゃないか?って思われて、断られるでしょうけどねw)

    んじゃ、ペルーに行って、千円札でトウモロコシとかジャガイモと交換してくれって言っても、どうでしょうか?

    逆に言えば、ペルーの人が100ソル札で大根と交換してくれって言われたら、交換します?

    あ、でも、大根1本で、ペルーのお札が手に入るってことなら、交換するかw

    それは、さておき、お札が機能するのは、そのお札が使える場所でなければなりません。それ以外のところでは『実態』などないのと同じです。

    クドイって言われるかもしれませんが、NHKのブログには、『実体』ではなく、『実態』と書いてあることに注意しましょう。『実体』って言われると、ビットコインの場合はデータしかないので、『実体』はないかも・・・(^^;

    話を戻して、『お金』の実態というのは、どういうものなのでしょうか?

    『お金』の歴史を巻き戻して、ニクソンショックが起きた1971年以前はどうだったか説明しましょう。

    そのころのお札は、兌換紙幣と呼ばれいてて、お札に『同等の価値の金(GOLD)と交換しまっせ!』と明記されていました。アメリカのお札だけでなく、日本のお札でも同じです。

    金本位体制という制度で、政府は発行したお金と同じ金を保有してたのです。このころの『実態』は、『金と交換してくれるチケット』だったのです。確かに、明確な実態があります。

    が・・・・

    ニクソンショックで、何が起きたかというと、時のアメリカ大統領ニクソンが、「これからは、金との交換はやんないからねー!」って発言したのです。

    これは、世界中が大騒ぎさ!

    だって、誰もが『金と交換してくれるチケット』だったのが、『金額を書いた紙』になってしまったのですから!!

    とは言っても、それ以前から、経済が拡大していく中では、発行しているだけのお札と同じだけの金(GOLD)を確保なんてできてないよなぁって、世界中の人は薄々気が付いていましたが、誰も、それを声を大にして言えなかったのです。

    かといって、金の価格を吊り上げて、『100ドルで1グラムと交換してたのを、足りないから0.5グラムにするねー』なんてことをしても大混乱します。

    そんなことしたら、『もっと交換レートが悪くなるんじゃね?』って心配になると、みんなが、「金に交換しろ!」って政府に押し寄せてきます。

    そういうことで、これ以降、兌換紙幣から、不換紙幣になってしまいました。

    んじゃ、この不換紙幣の『実態』ってなんでしょう??

    なぜ、金に交換してくれない紙切れをお店に持っていくと、大根に交換してくれるのでしょうか?

    改めて質問されると、答に困りますよね。

    なぜ、『お金』が機能しているのかというと、日本円を使っている人たちが、日本円の価値が激変しないと信頼しているからなのです。

    もっと言えば、日本政府が安定していること、日本の国が明日も明後日も安泰だと信用してるということです。

    そう、『お金』って、信用してるから機能しているのであって、信用できなくなれば、みんな手放します。

    実際、ビットコインの価値を高めてしまったキプロスの経済危機なんて、キプロスの『お金』を信用しなくなったからビットコインに交換したのですよね。

    となると、『お金』の実態なんて、実は、かなり危ういもので、『みんなが信用してるから』でしかないのです。

    ビットコインも信用してる人が増えているから、世界でビットコインを手に入れたいと思っている人が増えて、価値が高騰してるのであって、そういう意味では、『お金』の機能を持っていると考えられます。

    はてさて、NHKさん、ビットコインに実態はないと言いますが、今の『お金』には実態があるというのは、どういう意味でおっしゃったのでしょうね・・・・
    | 足立明穂 | ビットコイン解説 | 19:09 | comments(1) | - | - |